医薬品登録販売者:資格試験で初心者がやりがちな間違った勉強方法3つ

間違った勉強方法画像 勉強方法・ポイント
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参考書を買ってきたので頑張って読むぞぉ!

何問できるか過去問を解いてみようかな。

基礎知識をシッカリ勉強してから過去問をやろう。

私は2016年より地方のドラックストアで登録販売者の受験者の指導をしています。

指導していて思うのは、毎日シッカリと勉強してるのに結果が思わしくない人がいます。

これは、学校での勉強はしてきたけど、資格試験用の勉強はしたことが無い人に多いようです。

資格試験の勉強は学校の勉強とはやり方が違います。

この記事では、資格試験初心者がやりがちな間違った勉強方法を3つ解説します。

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間違った勉強方法① 参考書をじっくり読む

いま3章を途中まで読み進んでいるのですが・・・

登録販売者試験の勉強で挫折するパターンに「参考書をじっくり読んで理解してから次に進もう」と考えるやり方です。

ほとんど人が参考書をじっくり読み通す事ができずに挫折します。

また、数回じっくり読んだからと言って、試験で出題された問題を完璧に答えられることもありません。

参考書はじっくり読まず、サラッと1週間ぐらいで目を通す事をおすすめします。

その時は内容を覚えたり理解しなくて大丈夫です

覚えないならナゼ読むのですか?

ここで参考書に目を通すのは、初心者が登録販売者試験の雰囲気をつかむことと、後でわからないことを調べるときに「あのあたりに書いてあったな」と探す時のインデックスを作るためです。

資格試験の勉強で重要なことは、試験問題を出題する側が試験範囲の中で何が一番大事だと考えているかを知ることです。

登録販売者試験の場合ならば試験を出題する側が手引の中で絶対に知らないとダメだと考える知識は何か?を意識して勉強することが大事です。

そうでないければ、参考書の内容を全て暗記しなくてはなりません。

では、どうやったら良いのですか?

そのためには、最低でも自分の受験する県の過去問を最低3年分は解いてください

3年分を解くと同じような問題が何度も出題されることに気が付きます。

それが試験問題を出題する側が試験範囲の中で一番大事だと考えているか部分です。

資格試験の参考書は読み物のように読むのではなく、問題を解いてでわからないことがあった場合に辞書として使うものです。

ですから参考書をじっくり読んではいけません。

正しい勉強方法①
  • 参考はサラッと1週間ぐらいで読む。
  • 読むのは雰囲気をつかむ・探す時のインデックスを作るため。
  • 重要なのは出題者がどこを試験範囲の中で大事だと思っているかを知ること。
  • 出題者が大事だと思っている部分は、過去問で何度も出題される部分。
  • 参考書はわからないことを調べる辞書として使う。

間違った勉強方法② 過去問になかなか入らない

基礎知識をシッカリ学んでから過去問を解いたほうが良いのでは?

基礎知識ばかり詰め込んでも、それがどれだけ自分の実力になっているかわかりません。

なるべく早く過去問を解いて自分の実力を確認するほうが良いです。

たとえば、サラッと1章分参考書を読み終わったら、そのまま今読み終わった章の過去問を解いてみます。

初めてでも案外できる問題や、今読んだばかりなのにできない問題があると思います。

始めはそれでかまいせん。

勉強で大切なのは自分はすでに何を知っていて、まだ何を知らないのか?を確認する事です。

その知らない部分をシッカリと勉強すれば良いだけです。

たとえ間違えた問題でも、解説を読んで理解できたのならその部分はあえて時間をかけて勉強する必要はありません。

特に独学で勉強している受験者は、自分が得意なところは無駄に時間を割いて勉強するのですが、苦手なところの勉強をあまにしない傾向があります。

何度勉強しても間違える場所はじっくりと時間をかけて勉強します。

資格試験の試験勉強は「過去問で始まって過去問で終わる」これが合格する人の絶対的常識です。

正しい勉強方法③
  • なるべく早く過去問に取り組む。
  • 過去問を解くのは自分の実力を知るため。
  • 過去問で「自分はすでに何を知っていて、まだ何を知らないのか」を確認する。

間違った勉強方法③ 過去問で何問正答できたかを意識する

問題を何問正解できたかが勉強の目安では

もちろん、本試験では何問正答できたかで合否がきまります。

ですが、過去問を解いて勉強するときは「何問正答できるか?」が勉強の目的ではありません

本当の勉強は問題を解いて答え合わせをした後に始まります、何問正解で何点だったか?は意味がありません

本当の勉強って何ですか?

本当の勉強とは、間違った問題を次回は絶対にできるように復習することです。

過去問で間違えたところを確認し、自分が何をできないのか理解して1つずつできるようにしていきます。

そして、次に同じ様な問題に出会った時に間違えなくなって初めて「勉強ができた」という事になります。

これが本当の勉強の目的・過去問を解く目的です、ただ過去問を解いただけでは意味がありません。

正しい勉強方法②
  • 過去問を解くことが勉強の目的ではない。
  • 勉強の目的は間違った問題を次回は絶対にできるように復習すること。
  • 勉強ができたとは次に同じような問題を間違えなかった時。

過去問を解いて実欲をUPさせよう!!

Photo by <a href="https://unsplash.com/@freestockpro?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditCopyText">Alexandr Podvalny</a> on <a href="https://unsplash.com/?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditCopyText">Unsplash</a>

過去問に取り組むとして、過去問集とかを買うのかな?

もちろん購入しても良いですが、ネットに無料で使える資料などもたくさんあります。

過去問はどこにあるの?

過去問はどこかで見られるのですか?

過去問は各県のHPの登録販売者関連サイトで問題と解答が3~5年分(県によって違います)公開されています。

下のリンク記事には、2022年度の登録販売者試験の合格率と過去問リンクをまとめてありますので、こちらから入手しても良いと思います。

過去問の解説も知りたい

解説は?解答だけわかっても、それを調べるのが大変なんだよ。

解説については、私は三幸医療カレッジ様の過去問解説ページをおすすめしています。

私が指導している受験者達にも「間違えた問題は、まず三幸医療カレッジの過去問解説を読んで、それでもわからないことがあったら参考書を調べろ」と言っています。

たいして難しい問題でもない場合に、参考書で調べている時間がもったいないからです。

「無料閲覧OK!回答・解説付き」の文字が頼もしい!三幸カレッジ医療カレッジ様の過去問解説ページはコチラ。

登録販売者試験 過去問題|登録販売者資格の受験対策講座なら三幸医療カレッジ

もちろん過去問解説以外にも受験対策講座や直前対策セミナーなど、さまざまな学習プランが用意されています。

登録販売者の受験対策は、実績の三幸医療カレッジで!

2024年の登録販売者試験:おすすめの過去問集

紙のほうが使いやすいので、過去問集はありますか?

登録販売者試験は毎年出題される頻出問題が非常に多いため、過去問を繰り返し解き出題傾向を把握するたことが合格への最短方法です。

令和5年の全国の複数の県で出題された部分は、当然今年も出題される可能性が高いと考えられるからです。

現在、私の勉強会で受験者に好評なのはKADOKAWAより出版されている「これで完成! 登録販売者 全国過去問題集 2024年度版」です。


この過去問集のおすすめポイントは、解説部分ちょっとしたテキスト並みにくわしく記載されていることです。

この過去問集は企画段階で「よっぽどの事がない限りテキストを調べなくて良い」を目指して作成されたそうです。

各問題がわかりやすい言葉や言い回し、イラスト・図まで使って丁寧に解説されているため、自分が『なぜ間違えたのか?』すぐに確認できるため学習効果が非常に高まります。

また、PDFデータにはなりますが、こちらの過去問集を購入すると前年度版の『これで完成! 登録販売者 全国過去問題集 2023年度版』の解説部分がダウンロードできます。

つまり、この1冊を購入するだけで令和5・4年のくわしい過去問の解説が手に入ることになります。

過去問を解くことは「何問正解したか」を確認するためではなく「何の問題をなぜ間違えたか」を確認するために行います。

この繰り返しでを行うことで、必ず合格に近づく事ができます。

まとめ

今回は資格試験のための勉強で、初心者がやりがちな間違った勉強方法を3つ解説しました。

間違った勉強方法
  • 参考書をじっくり読む:参考書は読むのではなく辞書のように使う、過去問を複数解いて出題者が重要だと思っているところを知ること。
  • 過去問を解いてだけで勉強した気になる:正解できた物は気にしない、それより間違えたところを次に間違えないように復習すること。
  • 試験の直前になってやっと過去問を解く:過去問を解くことにより「自分が自分はすでに何を知っていて、まだ何を知らないのか?」を確認する。

資格試験の勉強は過去問に始まり過去問に終わります。

合格への道筋は全て過去問にあります。