3章は40問もあって内容もたくさんですからどう勉強したら効率良いですか?
同じ様な成分名があちこちに出てきて混乱します。
たしかに、登録販売者試験では最大の難関が3章になると思います。
この3章を勉強半ばで心が折れて勉強をやめてします人も少なくありません。
私は地方のドラックストアで社内の登録販売者試験受験者の指導を行っていますが、やはり3章で点数が取れない受験者が多いです。
そこで、3章の点数がなかなか上がらない受験者に私は「3章は横に解く」方法を指導します。
独学で勉強している方にもこの方法は有効だと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
3章を横に解くメリットは以下のとおりです。
- 3章40問の出題構成が理解できる。
- 自分がニガテな項目がわかる。
- 各項目の出題パターンがわかる。
それでは、早速説明していきましょう。
横に解くとは複数の過去問の同じ出題項目だけを解いていくこと
横に解くとはどういうことですか?
「横に解く」とは、違う過去問を複数横に並べ1章なら1章だけ、2章なら2章だけと集中して解いていくやり方です。
特に3章は、3章の中の1問目なら1問目だけを、2問目なら2問目だけを、3問目なら・・・と連続して横に横断するように解いてくと非常に効果的です。
なぜなら、横に解くことによって3章の出題構成や各項目の頻出問題が理解できるようになります。
3章の出題構成を意識すると勉強効率がUP!
出題構成ってどういうことですか?
3章40問はデタラメな順番で出題されているわけではありません、過去問何を度も解いていると各項目のの出題順がある程度決まっている事に気が付きます。
例えば3章1問目はかぜ薬の問題、次は解熱鎮痛薬・眠気を促す薬と順番で出題さてきます。
この順番は手引の3章の記載項目順に出題になっています、実際にみなさんの手元の参考書もその順で記載されているはずです。
この出題順を意識しながら解くだけでも「ヤミクモ」に40問解いてるのとでは勉強の理解力が全く違います。
3章では、成分名や生薬・漢方薬などがたくさん出てきます、この時「今は婦人薬の問題を解いているから・・・」と意識しているだけでも、そこで問われる製剤名や生薬名が何であるか大まかに見当がつくはずです。
私、今までアレルギー内服薬と鼻炎用点鼻薬の問題がゴッチャになってた!
明確に違う項目の問題なんですね。
自分のニガテな項目がわかる
あれれ!東京の過去3年分解いたら、毎回28問目が不正解だ
全部外皮用薬の問題ですね。
私は婦人薬でも漢方製剤が出るとニガテなようです。
3章40問を縦に解いていると、自分がニガテな項目の問題は1回の過去問を解く場合はたった1問しか出会うことができません。
しかし、横に解いていると同じ項目が多少前後しても近い頻度で出題されるため、自分がどの項目がニガテなのか、どの項目は十分理解できているのかが明確になります。
試験勉強は「自分が何がわかっていないのか?」を見つけだし、そこをシッカリ覚える事の繰り返しで点数が確実に上がっていくのです。
各項目の出題パターンがわかる
婦人薬がニガテだと思っていたけど、月経前症候群や不定愁訴などは大丈夫なようです。
逆に4択全て漢方製剤だと手も足も出ませんでした。
横に問題を解くと、同一項目の類似問題を連続して解くため、問題にも出題パターンがいくつかあることもわかります。
例えば婦人薬では適用対象となる症状の問題が出ることもあれば、漢方製剤がでる事もあるが生薬はどちらかと言うと出題頻度が低めだとか。
かぜ薬は出題パターンが非常に多いのに、眠気を防ぐ薬や禁煙補助剤は出題パターンがそれほど無い事などもわかります。
かぜ薬を正解しても1点、禁煙補助剤を正解しても1点か・・・
後ろの方で出題されるから見逃していたけど
痔の薬もそれほど出題パターンがありませんね。
自分の得意な項目や、出題パターンが少ない項目の問題からシッカリと潰していくのも合格への近道です。
僕は痔の薬は得意だよ、ナゼかは秘密だけどw
実践!過去3年分を横に解く
3章を横に解く手始めにまずは自分の受験する県の3年分の過去問を解いてみてください。
これだけでも自分が受験する県の出題傾向にかなり気がつけるはずです。
東京は19問あたりで強心・コレステロール・循環器って出題されるのか、思ったこともなかった。
そのために私が作ったのが「3章横解き用解答用紙」です。
1枚に横に3回分の解答欄があります、印刷して1問づつ横に解いて見てください。
過去問集を3年分買わなくてはだめですか?
ほとんどの県では過去問を3年分を登録販売者試験の関連サイトで公開しています。
家事や育児で勉強時間が・・・
解説とかどこかにないかなんて、虫が良すぎますか?
わからない項目を調べるのも勉強ですが、私は忙しい人のための時短として解説を見てしまうことも否定しません。
主婦の方など、少ない自分の時間で何時間も参考書を調べる事に時間を費やすよりも。
正しい解答をシッカリと理解して覚える事に時間を使う方が良いと思います。
以下リンクは三幸医療カレッジ様の過去問解説ページです。
勝手にリンク&利用してしまって良いかわからないので、お詫びに三幸医療カレッジ様の通信講座リンクを貼っておきます(汗)
You Tubeで有名な石川達也先生も所属しています。
独学が難しいと感じる方は通信講座も検討してみると良いと思います。
まとめ
3章は自分の受験する県の過去問だけでも3年分横に解いてみましょう。
40問を「ヤミクモ」に解いても効率が悪いです。
出題構成を理解して「自分が何についての問題を解いているのか?」を把握しましょう。
その中で間違えた問題は解説や参考書を調べ「〇〇についての問題で〇〇を間違えた、正しくは〇〇だった」まで落とし込みましょう。
自分が間違えた部分をシッカリと覚えていけば点数は上がっていきます。
ただし、40問はどの項目も同じ出題範囲ではありません、どうしても出題範囲は広く出題パターンが多い問題は必要最低限だけ覚え、その分出題パターンが少ないor自分の得意な問題に時間を使うことも良いと思います。
私は水虫の薬が得意です、ナゼかは秘密ですが フフフ…