2024年【登録販売者試験】3章:漢方薬覚え方:スマホで見られる漢方薬一覧表

漢方薬一覧表:令和6年版 3章
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3章の漢方薬の勉強ムリかも。

もう漢方薬はあきらめようかな。

登録販売者試験の勉強で3章の漢方薬がニガテな人が多いですよね。

少し前に登録販売者試験に合格した人の中には「漢方は全部捨てても大丈夫」と言う人もいますが、最近の登録販売者試験では、3章での漢方薬の出題率が確実に増えています。

!いったいどうしたらいいんだ!

私は2016年より地方のドラックストアで登録販売者の受験者の指導をしています。

漢方薬はみなさんが難しいと苦手意識をもってしまいますが。

実は漢方薬でも簡単に答えられる問題もあります。

今回の記事では、現役登録販売者講師の私が勉強会で使っている「色のイメージで覚える漢方一覧表」を公開します。

この漢方薬一覧表を使うと、細かい漢方薬の内容を覚えなくても、色と少ないキーワードだけで試験での正解を導き出せるようになります。

合格点まであと1点を積み上げるために、今回の記事が参考になると思います。

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漢方一覧表:イメージで覚えるから記憶に残る

色で覚えるイメージの画像
analogicusによるPixabayからの画像

この表はよくある一覧表と何が違うのですか?

人間は外部からの情報の80%を視覚から得ていると言われています。

そこで、この漢方薬一覧表では、視覚イメージを使って覚えるられるように考えて作ってあります。

具体的には以下の特徴のとおりです。

漢方一覧表の特徴
  • 3章の「〇〇の症状に用いられる薬」の項目順に分けられている。
  • 各項目の中で上から下に体力がある順にならんでいる。
  • 体力の強さが文字ではなく色で表現してある。
漢方薬一覧表の体力は以下のカラーチャートで表現されています。
体力充実し
体力中程度以上
体力中程度
体力中等度又はやや虚弱
体力中程度以下
体力虚弱
体力に関係なく

この漢方薬一覧表は、スマホなどを使い手軽に見ることができます。

表は横にスクロースがきるので、漢方薬名の部分をスクロースして隠し「症状+体力+キーワード」で漢方薬名が答えられるか?といった知識の確認にも使えます。

このページをブックマークしておけば、いつでもどこでも漢方薬の勉強ができます。

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注意事項
  • あくまで個人利用にお使いください。
  • データの再配布、再販売、複製、譲渡、自作発言 (著作権は放棄していません)
  • 無断転載はお断りいたします。
かぜ薬
症状漢方薬名体力キーワード副作用・その他
麻黄湯(まおうとう)初期・ふしぶしの痛み
葛根湯(かっこんとう)汗をかいてない初期・肩こり肝機能障害・偽アルドステロン症
小柴胡湯(しょうさいことう)後期・舌に白苔インターフェロンで間質性肺炎
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)気分がふさぐ・喉のつかえカマダ無し
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)うすい水様の痰間質性肺炎・肝機能障害・偽アルドステロン症
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)中期から後期・腹痛・吐気・胃腸炎間質性肺炎・肝機能障害・膀胱炎様症状
麦門冬湯(ばくもんどうとう)痰が切れにくく咽頭の乾燥感・しわがれ声水溶痰の多い人:不向き
桂枝湯(けいしとう)汗が出るかぜの初期偽アルドステロン症
香蘇散(こうそさん)神経過敏・胃腸の弱い・血の道症偽アルドステロン症
鎮痛薬
麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)関節痛・神経痛・筋肉痛、・いぼ、手足のあれ
薏苡仁湯(よくいにんとう)関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛・筋肉痛・神経痛
疎経活血湯そけいかっけつとう)しびれがあるものの関節痛
釣藤散(ちょうとうさん)慢性頭痛・高血圧
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゆしょうきょとう)下肢の冷えが強く・月経痛
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)頭痛に伴う吐気・しゃっくり
桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)汗が出、手足が冷えてこわばり・関節痛・神経痛どちらも動悸・のぼせ・ほてりの副作用が出やすい
桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう) 手足が冷えこわばり・動悸めまい筋肉のぴくつきのある関節痛・筋肉痛
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)筋肉の痙攣・こむらがえり・連用は避ける肝機能障害・間質性肺炎・虚血性心不全
眠気を促す薬
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう))便秘などを伴う高血圧・神経症・小児夜泣き肝機能書・間質性肺炎
抑肝散(よくかんさん)抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ))怒りやすい・イライラ・歯ぎしり抑肝散:心不全を起こす可能性あり
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう))興奮しやすい・小児夜泣き・眼精疲労偽アルドステロン症
酸棗仁湯(さんそうにんとう))心身が疲れ・不眠・精神不安1週間位服用しても改善が見られないなら受診
加味帰脾湯(かみきひとう))心身が疲れ・血色悪く熱感を伴う・貧血偽アルドステロン症
小児の疳の薬
小建中湯(しょうけんちゅうとう))小児虚弱体質・夜尿症・夜泣 比較的長期(1ヶ月位)体重辺りのグリチルリチン酸の量に注意
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう))小児の夜泣きに用いる場合1週間くらい服用しても症状の改善が見られないときは服用を中止して専門家に相談
抑肝散(よくかんさん))
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう))
咳と痰の薬
五虎湯(ごことう))咳が強く出る
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう))咳が出て時に喉が渇く咳・小児喘息間質性肺炎
神秘湯(しんぴとう))喘息・息苦しさ・痰が少ない小児の喘息
柴朴湯(さいぼくとう))小児の喘息・気管支喘息肝機能障害・間質性肺炎・膀胱炎様症状
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう))嘔気・不安神経症・喉のつかえ・つわりカマダ無し
麦門冬湯(ばくもんどうとう))痰が切れにくい・咽頭乾燥間・水様性痰は不向き肝機能障害・間質性肺炎
甘草湯(かんぞうとう))激しい咳・口内炎・痔甘草のみの構成
喉の痛みの薬
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう))熱感と口喝の強い喉の渇き・皮膚のかゆみ比較的長期間服用
響声破笛丸(きょうせいはてきがん))しわがれ声・咽頭不快
桔梗湯(ききょうとう)咳が出る扁桃炎・扁桃周囲炎
駆風解毒湯(くふうげどくとう)(さん))喉が腫れる扁桃炎・扁桃周囲炎うがいをしながら少しずつ服用
胃の薬
平胃散(へいいさん))食べすぎによる胃のもたれ・消化不良
安中散(あんちゅうさん))腹部は力がなくて・胃痛・胸焼け、げっぷ
六君子湯(りっくんしとう))みぞおちがつかえて疲れやすい・貧血・胃下垂肝機能障害
人参湯(にんじんとう))疲れやすく手足が冷えやすい胃腸虚弱
腸の薬
大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう))下腹部痛があり便秘しがちな人の月経不順
麻子仁丸(ましにがん))便が硬く塊状
桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう))しぶり腹・腹痛・下痢・便秘
大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう))便秘・便秘に伴う頭重
循環器の薬
三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう))のぼせ顔面紅潮・血の道症・高血圧・鼻血鼻血は5~6回使用して改善ないなら相談
七物降下湯(しちもつこうかとう))顔色が悪くて疲れやすく高血圧15歳未満の小児への使用は避ける
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう))ふらつき・神経過敏・水毒の排出強心作用の生薬は含まれない
痔の薬
乙字湯(おつじとう))便秘傾向のあるものの肝機能障害・間質性肺炎
芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう))冷え性・出血傾向があ・胃腸障害がないもの
泌尿器の薬
尿竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう))尿の濁り・こしけ(おりもの)
尿牛車腎気丸(ごしゃじんきがん))四肢が冷えやすく尿量減少・高齢者のかすみ目のぼせで赤ら顔の体力充実の人は不向き
尿八味地黄丸(はちみじおうがん))四肢が冷えやすく尿量減少or多尿・尿漏れ・夜間尿・高齢者のかすみ目
尿六味丸(ろくみがん))手足のほてり・排尿困難・口喝
尿猪苓湯(ちょれいとう))口が渇くものの排尿困難・排尿痛
婦人薬
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)のぼせて足が冷え・月経痛・打ち身肝機能障害
桃核承気湯(とうかくじょうきとう))のぼせ便秘・月経時や産後の精神不安
温清飲(うんせいいん))皮膚はカサカサで色つやが悪い肝機能障害
五積散(ごしゃくさん))更年期障害・月経痛・感冒胃腸の弱い人・発汗の著しい人は不向き
温経湯(うんけいとう))手足がほてり唇が渇く・手荒れ・こしけ胃腸の弱い人
加味逍遥散(かみしょうようさん))のぼせ・いらだち精神神経症状・便秘傾向肝機能障害・腸間膜静脈硬化症
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう))貧血・神経過敏・更年期障害・かぜの後期肝機能障害・間質性肺炎
四物湯(しもつとう))産後・流産後の回復・しもやけ・しみ
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)冷性・皮膚乾燥・産前産後・流産後の障害(めまい・むくみ)
皮膚の薬
消風散(しょうふうさん))痒みが強く分泌物が多・局所熱感
茵蔯蒿湯(いんちんこうとう))尿量少なく便秘するものの蕁麻疹・口内炎
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)))化膿性皮膚疾患・水虫
当帰飲子(とうきいんし))冷え性・皮膚乾燥・湿疹・皮膚炎(分泌物少)
鼻炎薬
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい))鼻詰・蓄膿症
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう))皮膚が浅黒く手足の裏に脂汗・鼻炎・ニキビ肝機能書・間質性肺炎
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう))濃い鼻汁・熱感をともなうものの鼻づまり肝機能書・間質性肺炎・腸間膜動脈硬化症
小青竜湯(しょうせいりゅうとう))うすい水様の痰・アレルギー性鼻炎間質性肺炎・肝機能障害・偽アルドステロン症
その他の漢方薬
大柴胡湯(だいさいことう))脇腹からみぞおちが苦しい、便秘・胃炎肝機能書・間質性肺炎
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)))腹部皮下脂肪多く便秘がち・高血圧肝機能書・間質性肺炎・偽アルドステロン症
黄連解毒湯(おうれんげどくとう))のぼぜ・顔が赤くイライラ・鼻血・二日酔い肝機能書・間質性肺炎・腸間膜動脈硬化症
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう))赤ら顔・のぼせ・ニキビ肝機能書・偽アルドステロン症
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう))水太り・肥満・多汗・むくみ
滋養強壮薬
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう))病後・術後の体力低下・貧血・手足の冷え肝機能障害
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)病後・術後の虚弱・感冒肝機能障害・間質性肺炎
外用薬
紫雲膏(しうんこう))しもやけ・ひび・あかぎれ・うおのめ
中黄膏(ちゅうおうこう)打ち身・捻挫

一度に全ての内容を覚えなくても大丈夫です、分かりやすいもの・覚えやすいものから少しずつ覚えていきましょう。

登録販売者試験の3章、漢方薬の問題は「名前・〇〇の症状に用いられる薬・色(体力)・キーワード」これが覚えられたらかなりの確率で正解を導き出せるようになるはずです。

漢方一覧表PDF版

紙ベースの漢方薬一覧表のほうが使いやすいという方は、下のボタンからPDFデータ版がダウンロードできます。

プリントアウトして毎日の勉強に使ってください。

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漢方の覚え方のコツ:しばり表現について

縛り表現のイメージ画像
Rudy and Peter SkitteriansによるPixabayからの画像

漢方薬を苦手と感じるのは長い漢字の名前が難しいと言うこともありますが。

漢方薬独特のしばり表現がよくわからなことにも原因があります。

漢方薬は西洋薬と違い、同じ症状でもその人の体力や体格によって違う薬を使います。

鎮痛剤なら、飲む人の体力によってバファリンAかイブAを使い分けるみたいな?

西洋薬になれた私達にはイメージしづらいですね。

少々荒っぽい言い方ですが、しばり表現とは「体力が〇〇で体格が△△な人ならばこの薬は効きます」と薬の効果が期待できる人に一定のしばりがあると言うことです。

誰が飲んでも効くわけではないと…

気をつけなくてはならないのは、その薬に合わない体力や体格の人が飲んだ場合、効果が出ないばかりか副作用が発生しやすくなることもあります。

それほど重要なことなので漢方薬の広告では原則としてしばり表現を省くことは認めれれていません。

店頭で漢方薬をおすすめする場合この「しばり」を覚えていないと大変な事になる可能性もあるため試験で必ず出題されるわけです。

まずは簡単に答えられる問題から覚えよう

勉強机のイメージ画像
Jess BaileyによるPixabayからの画像

最初に言っていた「簡単に答えられる問題」ってどれですか?

では簡単に正答できる出題パターンを紹介します。

ただし、これは漢方薬の問題をすてるぐらいなら最低限覚えてほしい内容です。

とりあえず、以下のような問題が正答できるようになってから次の段階に進めば良いと思います。

「名前+〇〇の症状に用いられる薬」をセットで覚える

漢方薬一覧表は、あいうえお順などではなく手引の項目ごとに薬をまとめて表記しています。

「名前+〇〇の症状に用いられる薬」をセットで覚えるためです。

名前を見ただけで細かい薬の内容まではわからなくても「確か婦人薬にあったな…」のように思えたらOKです。

実際の問題で見てましょう。

平成30年北海道・東北

問  次の1~5で示される漢方処方製剤のうち、「女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和」に用いるものはどれか。


1 十味敗毒湯
2 小青竜湯
3 当帰芍薬散
4 乙字湯
5 猪苓湯

設問の内容は「婦人薬はどれか?」と言う事になりますが、漢方一覧表を見ていただければわかりますが、選択欄の1~5の中に婦人薬は3の『当帰芍薬散』しかありません。

このような問題も実際の試験にかなり頻繁に出題されます。

めちゃくちゃ簡単じゃないですか。

ただし、漢方薬には似たような名前の薬もたくさんあります。

似た名前の漢方
  • 柴胡桂枝湯・・・かぜ薬
  • 柴胡桂枝乾姜湯・・・婦人薬
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯・・・小児夜泣等
  • 桂枝加朮附湯・・・鎮痛薬

うぁぁもういいです。

漢方薬を名前だけで「あいうえお順」などで勉強すると上のような薬は頭の中でごちゃまぜになってしまいます

ですから最初は少しずつで良いので「名前+〇〇の症状に用いられる薬」と分かるものを増やしていければ良いです。

同じ症状に用いられる漢方薬で同じ色(体力)が無いものを覚える

漢方一覧表ではしばり表現の体力を色で分けて表現しています。

「名前+〇〇の症状に用いられる薬」を覚えたら、次に漢方薬一覧表で同じ症状に用いられる薬中で同じ色(体力)が無いものから覚えます。同じ色がなければそれ以上の細かな内容はとりあえず後回しでも正解は導き出せます。

例えばかぜ薬の項目で同じ色が無いものは下の画像の通りです、超頻出問題になる「麻黄湯」「葛根湯」は同じ色がありません。

かぜ薬
症状漢方薬名体力キーワード副作用・その他
麻黄湯(まおうとう)初期・ふしぶしの痛み
葛根湯(かっこんとう)汗をかいてない初期・肩こり肝機能障害・偽アルドステロン症
麦門冬湯(ばくもんどうとう)痰が切れにくく咽頭の乾燥感・しわがれ声水溶痰の多い人:不向き

実際の問題を見てみましょう。

令和2年東海・北陸

問  第1欄の記述は、かぜ(感冒)の症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤は第2欄のどれか。
第1欄
体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
まれに重篤な副作用として肝機能障害、偽アルドステロン症を生じることが知られている。

第2欄
1 薏苡仁湯
2 呉茱萸湯
3 小柴胡湯
4 小建中湯
5 葛根湯

問題では「第1欄から該当するかぜ薬を選べ」とありますが、第1欄の「体力中程度以上」の部分まで読んだ段階で、かぜの症状に用いられる漢方薬は『葛根湯』しか無いはずですから第2欄の5が正解だと分かります。

最初から何もかも完璧に覚えようとしない

過去問で「重篤な副作用」とか「カンゾウが含まれている」とかイロイロな問題がありますが

最初に書いた通り、これは漢方薬の問題を解くために最低限覚えてほしい内容です。

どの章でも言えることですが最初から何もかも完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。

完璧を求めてしまうと、勉強が前に進まなくなってしまします。

登録販売者試験では、完璧に答えられる問題を10個作るより、7割ぐらい正答できる問題を50個作ったほうが合格に近づけます。

例えば、同じ症状に用いられる漢方薬が5個あるのなら、そのうちの2個がはっきりと分かるようになれば2択・3択までは絞れるようになります。最低限、試験に合格することが目的ならそれでも構いません

一度に欲張らず漢方薬なら「名前+〇〇の症状に用いられる薬」を覚えて、その次に頻出or分かりやすい漢方薬の「体力」から少しずつ覚えていけば良いです。

おすすめ書籍:参考書のサブテキストとして

参考書ではなく漢方薬だけでおすすめな参考書とかありますか?

大人から子供まで大人気「漢方薬キャラクター図鑑」

私の勉強会参加者で漢方薬のサブテキストとして好評なのがこの『漢方薬キャラクター図鑑』です。SNSで登録販売者試験の勉強をしている人がオススメしているのも良く見かけます。

難しい漢字の羅列は覚えるのが苦手な人にかわいいキャラクターのイメージで薬を覚えることができます。見開き左側ページにキャラクター右側ページに薬の説明となっていてとても見やすい構成です。

登録販売者試験のための本では無いので必ずしも合格するのに十分な知識が学べるというわけではありませんが。視覚からのイメージで薬を学ぶと言う意味では私の漢方一覧表と同じ発想だと思います。

オススメのポイント
  • キャラクターの体力に合わせて漢方一覧表と同じ色を塗ると学習効果が急激にUPします。
  • 本に載っていないキャラクターを自分で勝手に妄想してしまいナゼか勉強している状態になります。
  • 疲れて勉強をしたくない日に、チョット目を通してるといつの間にか勉強になってしまいます。

意外と漢方薬の理解が深まりますよ。

こんなのが欲しかった!3章最短攻略に特化した参考書「医薬品暗記帳」

みんなが苦戦する3章の救世主、まさに「こんなのが欲しかった!」と言う参考書です。あまりの人気でしばらく各ネット販売サイトでは在庫切れとなり入手困難となっていました。

内容としては3章でたくさん出てくる成分を重複記述なしの超効率化掲載を実現、勉強のムダ無くして最短ルートで3章の成分・生薬・漢方薬を学習する事ができます。

特に生薬・漢方薬はイラストが豊富に使われていますが、驚いたことに漢方薬1つ1つのしばり表現に合わせた患者さんがのイラストが登場します。

例えば小柴胡湯なら『体力中程度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて息苦しく、食用不振や口に苦味があり、舌に白苔がつくもの』のしばり表現にあった人物がイラストで登場します。

こちらも視覚からのイメージで薬を学ぶと言う意味では私と同じ考えと言えるのでは無いでしょうか。

こんな人にオススメ
  • 無駄なく最速で学習できるので3章の勉強が間に合わないと思っている方に。
  • 各成分の頻出度が表示されているので試験に出やすいものから学習したい方に。
  • 「使用上の注意」も一緒に記載されているので3・5章の副作用や注意することが苦手な人に。
  • 生薬・漢方薬はイラストがたくさん載っているので文章だけでは覚えられそうに無い方に
  • 3章に特化した参考書なので今使っている参考書の3章の記述がわかりにくいと考えている方に。

この参考書は試験に合格したあと店頭に立ったときも使える知識がたくさん詰まっています、ずっと手元に置いて長く使い続ける事ができる参考書になるはずです。

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