
ついに手引が改正されましたね
試験対策はどうしたら良いでしょか?
登録販売者試験を受験しようと考えている人はすでに知っているかもしれませんが。
令和4年3月に登録販売者試験の出題元となる「試験作成に関する手引」が改正されました。
今回のは4年ぶりの改正となり、かなり多くの部分が追加・削除となりました。
登録販売者試験を受験するみなさんは不安も多いかと思います。
そこで、この記事では改正について以下のような内容で説明いたします。
- 今回の改正はどんな内容だった
- 今までの勉強は無駄になるのか
- 参考書は新しく買い換えないとならないか
- 結局どうしたら良いのか
私は2016年から地方のドラッグストアで登録販売者試験受験者の講師をしています。
今回を含め3回の手引改正を登録販売者試験の最前線で受験者と一緒に経験しました。
その私の経験から手引の改正について説明いたします。
結論から言うと、手引が改正されても試験問題が大きく変わる事はありません。
これまで通りの勉強を続けていけば大丈夫です。
確かに手引の改正された部分も何問かは出題されましたが、試験結果を大きく左右するほどの数は出題されませんでした。
むしろ手引の改正があった年の受験者はラッキーだと考えます。
- 変更箇所が出題されやすい
- 超頻出+変更問題でイジワルな問題を出す余裕がない
- 改正問題は基本素直な問題になりがち
- ネットで対策動画などがたくさん出るはずなので勉強しやすい
改正部分のヒネった問題が出てくる前にサクッと合格してしまいましょう。
どんな改正内容だったの?
令和4年3月に登録販売者試験の出題範囲である「試験作成に関する手引」が改正されました。
最新版は厚生労働省のHPよりダウンロードできます。
手引の変更場所はかなりあったのですが、多くの部分テニヲハなどを正しく修正したものでした。
それ以外の変更点として。
- 1章では用語や薬害の項目にC型肝炎訴訟が追加
- 3章では新しい成分の追加と古い成分の削除
- 4章では管理者要件の変更はお薬手帳などの追加
意外と2・5章はあまり変更はありませんでした。
手引が改正されると試験内容がガラッと変わってしまうのかと不安になる方が多いですが、そんなことはありません。
登録販売者試験は、120の質問でお客様に正しく薬を販売できる知識があるか?を確認する試験です、手引が改正されたからと言ってその部分を優先的に出題したのでは、本来の試験の目的が達成されません。
そのような理由から、実際の試験では改正部分はそれほど多く出題されません。

それでも不安です、改正部分を勉強する良い方法はありませんか?
しっかりと改正部分の勉強をしたい場合は、私も使っているYouTubeで登録販売者試験の情報を配信しているプルメリアさんの「令和4年 手引き改正変更点早見表」が便利です。

一覧表を印刷してプルメリアさんの動画を見ながら勉強するのが良いと思います。
改正があっても今までの勉強は無駄になりません

試験問題は手引から出るんですよね?
試験内容が変わるんじゃないですか?
改正があってもこれまでの勉強は無駄になりません。
たしかに改正があった年はその部分は出題されやすいです。
ですが出題される改正部分の問題は、これまでも過去問などで頻出問題の場合が多いです。
改正前の勉強をしっかりと行っていた人は、改正部分を確認すると「ここが変わったんだな」「これが追加されたな」「これは過去問でもよく出題された部分だな」と改正内容の中でも出題されそうな部分がわかるようになります。
また、改正があっても人体や薬の基本的な知識を問う問題は大きく変わりません。
それより、これまで基本の問題以外のイジワルな問題が出題される部分が、改正内容を知っているか確認する問題になって出題されます。
これらはコピペのような素直問題が多く、改正の内容さえ知っていれば簡単に解けるラッキーな問題となります。
改正箇所の確認は、前出のプルメリアさんもそうですがYouTuberや参考書出版社・通信講座スクールがネットを通じて情報を発信してくれます。
これまで通りの勉強をしっかりと行った上で、改正箇所を確認する時はこのような情報を上手に使いましょう。
改正があっても手持ちの参考書に不満がなければそのままで良い

参考書はどうしたら良いですか?
改定があってからそれに対応した参考書を購入したほうが良いですか?
参考書はその時手に入る最新のものを購入することをおすすめします。
ですが、すでに改正前の参考書で勉強をかなり進めているなら参考書は買い替える必要はありません。
それよりネットなどで確認した改正情報を自分で書き込んだ方が勉強にもなり一石二鳥です。
結局参考書で一番良いものは自分が一番使い慣れたものだからです。
もし、これから令和4年3月改正に対応した参考書の購入を考えているのなら、私が使っている中央法規出版のものをおすすめします。
ツイッターでも書いていますが、とにかくこの参考書は巻末の索引が良くできています。
勉強をしている時、成分名などを巻末の索引を使って調べようとしても、どこに載っているかわからなかったり、索引に載っていなくて時間ばかり過ぎてしまうことがありませんか?
この中央法規出版のものは索引に載っていないと言うことがほとんどありません。
それに、索引には参考書に記載されているページが全て載っているので、2章の部分に載っている内容のか3章?5章なの?という時も一度に確認することができて便利です。
調べ物が進まず時間ばかりかかるという人は、こちらの参考書がおすすめです。
結局改正に対応した勉強法は今までの勉強を続けること
結局手引の改正があっても、今まで通り過去問をしっかり解いて頻出問題を確実に正答できるような勉強をしてください。

でも、試験問題の元になる手引が変わってるんでしょ
過去問はあてにならないのでは?
過去問で大丈夫です。
登録販売者試験は、たった120問の質問で試験を受ける人が店頭で安全に、お客様に対し正しく薬を販売できる知識があるか?を問う試験です。
120問のほとんどの問題は毎年毎年出ている、基本的な頻出問題で構成されています。
これまで改正があった場合でも、改正内容が大量に出題されたりはしていません。
基本的な頻出問題ができていなければ、どれだけ改正部分の問題ができても合格ラインに到達できません。
ですから改正部分ができなくて不合格になるような事はありません。
逆にあと1点足りない部分を改正部分ができてラッキーで合格できることはあります。
個人的には、過去問を解いて90点以上の点数が取れるようになってから改正部分を確認しても、遅くはないはずです。
まずは過去問を90点以上取れるように勉強しましょう。
まとめ
最後にまとめます。
- 改正部分は合格に直接影響が出るよほど出題されません。
- 参考書は手持ちの慣れたものでも大丈夫です。
- 勉強方法はこれまで通り過去問をしっかりやり込んでください。
- 過去問が90点超えられるようになったら改正部分をインターネットなどで確認しましょう。
手引の改正が行われても受験者のみなさんは不安になる必要はありません。
過去問で何度も出題される基本的な問題がしっかり出来ていれば大丈夫です。
改正部分ばかりに振り回されて、基本的な問題の勉強をおろそかにしてしまうと不合格になります。
改定部の情報をは、基本の問題の学習がある程度仕上がってから確認するようにしましょう。
過去問をしっかりと解けるようになれば必ず合格はできます。
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