登録販売者の資格取得は早いほうが良い理由

現在7ヶ月の娘がいます。

登録販売者の資格を取得しようか迷っています。

資格を取得しても一人前の登録販売者になるには5年以内に月80時間以上の実務経験が2年以上なければならないことを知りました。

そのように働くには娘が幼稚園に通うようになってからでないと出来ません。

そこで質問です、今すぐ登録販売者の資格を取得して働き出すまでにブランクがあっても大丈夫でしょか?

それとも、娘が幼稚園に通うようになってから登録販売者の資格を取得したほうが良いでしょか?

教えて下さい。

ツイッターで質問がありました。

私は地方のドラックストアーで勤務し、その会社で登録販売者試験の受験者の支援を行っています。

また、厚生労働省より登録販売者の資質向上のために義務付けられている「外部研修」の講師も行っています。

自社の登録販売者試験受験者だけでなく、ツイッターなどでも全国の受験者の支援を行っています。

その中で今回のような質問を受けました。

他にも同じように考えている方もいらっしゃるかもしれないので、こちらのブログでも私の考えを載せておきます。

先に結論ですが、今すぐに勉強を始めたほうが良いです。

今すぐ始める理由

とい言うことで今すぐ勉強を始めたほうが良い思う理由を説明していきます。

月の平均労働80時間の決まりは無くなった

質問にあった「一人前の登録販売者」とは「管理者要件を満たした登録販売者」の事だと思います。

そして、その管理者要件を満たすための条件は現在かなり緩和されました。

具体的には5年のうち1920時間の実務があれば管理者要件を満たす事ができます。

つまり、パート・アルバイトで働く主婦の方でも十分に要件を満たせるように緩和されたわけです。

これは正社員前提の働き方から、多様性のある働き方が増えてきている現在の社会に合わせたのものだと思います。

管理者要件については下の記事も参考にしてください。

意外な敵!一発合格できるかわからない

私が何回不合格だったか当ててみな

登録販売者試験の合格率は各県で違いますがおおよそ30%~50%です。

ずいぶんと差があるように思えますが、各県(ブロック)で試験問題が違うため、このような結果となります。

一番合格率が良くても半分が不合格、毎年難易度が高いと言われている関東地方の問題は7割の人が不合格です。

もちろん、シッカリと勉強をした人は合格できますが、学生の頃の勉強とは違います。

本業の仕事の後や家事育児の隙間を縫ってなんとか勉強時間を確保しなくてはなりません。

特に主婦の方では何回もチャレンジしている人を見かけます。

試験合格への敵は学力よりも、合格への意欲を持続させる事や学習環境の確保の方が大きいと感じます。

合格からのブランク時間は気にしない

質問では、もし合格できても実際に働き出せる環境になるまで時間がかかるため「試験勉強で覚えたことを忘れてしまうのでは?」「店頭でお客さんに薬のことを聞かれても覚えてないかも」と不安を感じるのだとすればそこは気にしなくて大丈夫です。

管理者要件のところで説明しましたが、試験に合格しただけの登録販売者は一人前とは言えません。

それどころか、28年も店頭に立っている私でも毎日わからないことや、新しい知識を知る事の連続です。

ですからブランクについては気にしなくて大丈夫です。

2分の1ルールが撤廃されて就労先が増える!かも・・・?

「2分の1ルール」とは、店舗の開店時間の半分以上の時間は登録販売者 (または薬剤師)を店舗に常駐させて、第2類・第3類医薬品を販売させなけれ ばならないというルールです。

これまではこのルールがあったためコンビニエンスストアなど、営業時間の長い業態では医薬品の販売を行うことが困難でした。

それが令和3年8月1日からこのルールが撤廃され、法律上はドラックストアー以外の業態でもより広く薬の取り扱いを行う環境が整ったことになります。

ドラックストアー業界はライバルが増えるため反対意見が多いようですが、登録販売者としては求人がより広い業態から行われると予想されるので悪い話ではありません。

もしかすると、登録販売者を確保するため給与面でも今より良い条件が出てくるかも入れません。

しかし現在のドラックストアーでも売上の60%近くは食品などのカテゴリーが占めています。

ドラックストアーは専門性で差別化を行うため、仕入れ単価や在庫金額が高く商品回転率の悪い高コストの医薬品を期限切れロスなどを出しながらでも置き続けています。

それを、商品回転率や在庫単価・人件費などに非常にシビアなコンビニ業界が高コストになる医薬品を本当にあつかうことができるのか疑問です。

コンビニ業界と言えば、少し前に各コンビニチェーンがこぞってレジ横でドーナツを販売していましたが、割に合わないため今はほとんど見られません。

ニュースなどでは最低賃金が引き上げられるとアルバイトを雇えなくなるため、オーナー家族が過労死ギリギリで働いているなど言う話も聞きます。

そのようなコンビニエンスストアが医薬品を?

話がずれてしまいましたね、どちらにしてもこの先まだまだ登録販売者は引っ張りだこになると予想します。

良い職場は椅子取りゲームになる

2分の1ルールの撤廃で登録販売者の求人を行う企業が増えるかもしれないと書きました。

ですが一般的には良い労働環境の職場はなかな空きができません。

常に求人を出している企業はブラックな環境のため離職率が高いと言われています。

それが本当かはわかりませんが、やはりある程度賃金や労働環境が良い職場はなかなか退職者が出ません。

今はまだ登録販売者の需要に対し供給が間に合っていないため職場を選ぶ事ができます。

今後ある程度需要が満たされてしまえば良い労働環境の職場はなかなか空きが出なくなり、求人が出ている企業が必ずしも働きやすい環境とは言えないかもしれません。

今はまだイス取りゲームのイスに空きがある状態です。

少しでも早く合格し、より良いイスにいち早く座ってしまうのが良いと思います。

試験問題の難易度が上がるかも!

いえ、すでに最初から上がり続けています。

登録販売者試験の難易度は確実に回が進むごとに上がっています。

この先、市場の需要に供給が追いつけばさらに試験難易度は上がるかもしれません。

今は国がもっと登録販売者の合格者を出そうとしています。

この時期を逃すと今のように合格できる資格試験では無くなるかもしれません。

思い立ったらすぐに

とにかく登録販売者試験に興味があるのであればすぐにでも勉強を始めたほうが有利です。

ただ注意するのが、社会人になってからの勉強はとにかく勉強できる環境の確保が一番重要になると考えます。

家庭で家事や育児・介護をしなければならないなど、受験者にとって環境は様々です。

勉強を始めることももちろん大切ですが、同時に家族の理解と協力をしてもらえるよな環境を整えることも大切です。

コメント