
勉強なんて学生時代以来だから何年ぶりだろう。

参考書を買ってきたので頑張って読み始めます。

過去問は一通り勉強やってからやり始めよう
私は地方のドラックストアで登録販売者試験の教育担当として受験者の指導・サポートをしています。
指導していて気がつくのが、これまで学校の勉強はしたことがあるけれども、資格試験の勉強をしたことが無い人が多い事です。
その人達の中には、やる気もあり勉強も毎日シッカリと時間を取っているのに、資格試験の勉強方法としては間違った方法で失敗してしまう人が少なくありません。
同じ様な間違えをしないように、このブロクを読む人が少しでも効率よく勉強できればと思い、私の考える間違った勉強方法を記事にまとめます。
間違った勉強方法① 参考書をじっくり読んでから問題集を解く

参考書を読んでからではダメなのか・・・
じっくり読むのはダメです、サラッと目を通す程度なら良いと思います
読むとしたら1日ぐらいで読んでください、その時は一切覚えたり理解しなくて良いです。
そもそも参考書は最初から最後まで読むものでは有りません。
そして資格試験での勉強で有効なのは、参考書を読むより先に問題集の問題と解答を照らし合わせて「試験では何がどの形でどれぐらいの深さで問われるのか?」を確認する事です。
つまり試験問題を出題する側が、試験範囲の中で何が一番大事かを確認するわけです。
登録販売者試験の場合は、試験を出題する側が「手引の中で絶対に知っていなとダメだと考える120個の知識は何か?」を意識して勉強することが大事です。
これから自分が何を試験問題で問われるかを?先に知ってから勉強に入ってください。
参考書は勉強を補う辞書として使用するものです。
最終ゴールから逆算して勉強を始めることが大切です。
間違った勉強方法② 問題集を解いて勉強したつもりになる

そうか、問題集を解くだけではダメだと言うことですね。
問題集を解くことは勉強の目的ではありません。
スポーツで言えば準備運動が終わった段階です。
本当の勉強は準備運動の後、つまり問題集を解いて答え合わせをした後に始まります。
本当の勉強とは「一度間違った問題を次回は絶対にできるように復習する」事です。
自分が「何ができないのか?」を理解して、1つずつできるようにしていきます。
そして、次に同じ様な問題に出会った時に間違えなくなって初めて「勉強ができた」という事になります。
これが本当の勉強の目的・問題集を解く目的です。
間違った勉強方法③ 試験の直前になってやっと過去問を解く

過去問は試験の1ヶ月前から始めようと思ったのですが・・・
過去問は、登録販売者試験の勉強を始めた一番最初の段階で答え&解説を見ながらで良いので解くのがおすすめです。
たしかに、始めから過去問を解いても全くわからないだろうと思うかも知れません。
ですが、実際に解いてみると意外と50点前後は取れたりします。
これまでの人生で見聞きしたことや、学校の授業で勉強したことで案外と点数が取れるものです。
後はここから合格点84点に足りない部分を勉強すればよいわけです。
また、間違えた問題でも解説を読むと「ははぁ、なるほどなぁ」だけで済んでしまう問題も意外とあるはずです。
それなのに、なかなか過去問を始めない人は、そんなに勉強をしなくても点数が取れてしまうかも知れないのに、それを知らずにあきらめてしまいす。
自分はすでに何を知っていて、何をまだ知らないのか?それは全て過去問の中に詰まっています。
資格試験の試験勉強は「過去問で始まって過去問で終わる」これが合格する人の絶対的常識です。
過去問集には丁寧に解説の入った物が多数出版されています。
ちなみに私の指導している受験者たちは、指定しているわけでもないのに、いつの間にか下記の物を全員持っている状態になりました。
どれが良いか迷ったら私はコチラをおすすめします。
まとめ
最後に私の考える間違った勉強方法と、その解決策をまとめました。
①参考書を読んでから問題集を解く。
解決策:先に問題見て試験では何をどんな形でどれぐらいの深さで問われるかを確認する。
②問題を解いて勉強したつもりになっている。
解決策:勉強は間違えた問題を間違えないようにすることが大事。
③試験の直前になってやっと過去問を解く。
解決策:過去問は一番最初の段階で解説を見ながら解く。
そして一番大事な事は「資格試験は過去問で始まり、過去問で終わる」を意識する事です。
登録販売者だけでなくどの資格もそうですが、資格は取得してからがスタートです。
本当に必要な知識は資格試験合格後、現場に入ってから覚えていく事になります。
まずは試験に合格する事に注力してください。
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