わからない項目の効率の良いの調べ方、手引・参考書・ネットの使い方

jis勉

間違えた問題を見直ししているのですが、調べるのに時間がかかってなかなか先に進めません。

一日の勉強時間が限られているのに、成分とか調べるのに、時間がかかりすぎて困っています。

わからない項目を効率よく調べるコツがあったら知りたいです。

登録販売者の勉強をしていてよくあるのが

・調べ物に時間がかかりすぎて勉強が先に進まない。

・過去問の間違えを見直していても、調べるのに時間がかかり嫌になってしまう。

・もっと効率よく調べる方法があったらしりたい。

この記事ではそのような悩みを解決する、おすすめの調べ方を紹介します。

私はこれまで28年間ドラックストアの店頭に立って実務を経験してきました。

社内ではjis勉強会(通称jis勉)という勉強会で登録販売者合格者を育成し、社外でも厚生労働省より登録販売者の質の向上のために義務化されている外部研の講師として、たくさんの登録販売者の教育にたずさわってきました。

この方法は、これまでに3桁の受験者を育成している私が実際に行っている方法です。

毎日多くの受験者よりたくさんの質問があります、私も手引のすべてを暗記しているわけではありません。

ですが瞬時に受験者の質問に答えられるのは、いつもこの方法で調べ物をしているからです。

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まずは手引を手に入れる

まず最初に厚生労働省のサイトから「試験問題作成に関する手引き(令和4年3月)」を自分のPCやスマホにPDFファイルとしてダウンロードします。

試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)
試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)について紹介しています。

他の記事でも説明しましたが、登録販売者試験のすべての問題はこの手引の内容から出題されます、どんな参考書よりも先にこの手引は必ず手に入れておいて下さい。

調べ物は手引を検索

勉強中にわからないことがあったら、ダウンロードした手引のPDFファイル内を検索します。

登録販売者試験の内容はすべてこの手引より出題されます、ですから手引には試験問題の内容の説明が必ず書いてあります。

もしPDFファイルを検索しても何もヒットしない場合はその内容が誤った(誤の解答)ものである可能性が高いか、検索ワードが良くなかった場合しかありません。

わからないことがあった場合は、まず手引に記述があるかを調べましょう。

手引を検索するときのコツ

あれ?でも「葛根湯」とか検索でヒットしないけど・・・

その通りで、手引のPDFファイルを検索するときにはチョットしたコツが必要になります。

”ふりがな”を振られてる項目なのですが、普通に検索したのではヒットしません。

例えば「葛根湯」の場合、検索窓に「かっ」と入力して検索してみて下さい、そうすると56件がヒットします。

手引に記述されているすべての「かっ」をヒットしてきてしまっているので、こんなにたくさんになってしまっています。

それでも「次へ」を何回かクリックしているうちに「葛根湯」のふりがなの「かっ」までたどり着けるはずです。

つまり、システムの仕様なのか”ふりがな”が振ってあると一文字分でしか検索ができないようです。

ただし、前出の葛根湯ですが「かっ」ではなく「こん」で検索すると13件だけのヒットになります、これならすぐに葛根湯までたどり着けますね。

このように、自分が調べたい項目の検索文字を工夫しながら検索するとすぐに項目がヒットするようになります。

参考書で確認しよう

手引って何のことを言っているのか、読みづらくてわからないんだよね。

手引で調べたい項目にたどり着いたけど、記述が読みづらくて今ひとつ理解できないことがあります、その時は参考書で確認しましょう。

参考書の役割とは

手引は読みづらく、ページ数も膨大です。

参考書はわかりやすく、イラストやカラーページもあり、ページ数も手引より少ないです。

理屈では登録販売者試験の問題は手引の内容を丸暗記してしまえば100%合格できるはずですが、さすがにそれは無理な話です。

登録販売者試験は7割近くが毎年頻出問題や類似問題で構成されています、すべて覚えるより毎年必ず出る問題を覚えておけば、無理なく合格に近づくことができます。

参考書とは手引の中からこの「毎年出る問題」を抜き出して、読みづらい記述を読みやすく書き換え、必要であればイラストや表などでわかりやすく解説してあるものです。

ですから、手引を読んでみたけれでど、理解できない場合は参考書で確認して下さい。

参考書の選び方

参考書はたくさんあるけど、どれを選んだら良いですか?

書店やネットで見かけるように登録販売者試験用の参考書はたくさん出版されています。

どの参考書もプロが厳しい目で作っているので極端に良くない参考書というのは有りません。

それより、使う側がその参考書が「いつのタイミングで、どんな目的で使うために作られているか?」を理解して使うことのほうが重要になってきます。

参考書には大きく分けて2種類あります。 

・手引の内容をほぼ記載し、なるべくわかりやすく説明してある「網羅型」参考書。

・頻出問題にまとをしぼった「集中型」参考書。

「網羅型」は必要な部分をピックアップできるよう工夫して使う

とにかく、たくさん載っている方が良いですよね?

網羅型の参考書は、なるべく多くの情報をくわしく載せる事を目的に作れらています。

そのため、もともとの手引よりも大きく分厚く、中には何冊にも章ごとに分かれて作られているものもあります。

場合によっては、大きく重すぎて外出先では使えなかったり、何よりも情報が多すぎて過去の試験で出題されたことが殆どないような内容まで記載されています。

こうなると、手早くわからない部分だけを探し出すのに大変時間がかかるようになります。

そこで、多くの受験者は必要な部分を素早くピックアップできるようにさまざまな工夫をしています。

付箋やアンダーライン、至るところへの書込みなど工夫をしないと大量の情報の中で迷子になってしまうので注意が必要です。

「集中型」は追加の書込みをして鍛えて使う

でもなぁ、なんかオレの参考、載ってないことが多いんだよなぁ。

集中型の参考書は、ムダを削ぎ落とし短期間の勉強で、最大限の効果を発揮することを目的にして作られています。

そのため頻出問題など「絶対に出題される」問題の内容に的を絞っているため「もしかしたら出題されるかも」といった内容についてはあえて記述が少なくなっています。

場合によっては記述自体がない成分名などもあるかもしれません、それでもムダな情報が記載されていない分、合格するために必ず覚えなければならない内容に集中できる利点があります。

そこで私のおすす方法は、この集中型の参考書に自分が手引などで調べた内容をガンガン書き込んでいき自分だけのスペシャルな参考書へと鍛え上げる方法です。

集中型の参考書はムダがありません、ですからここに記述されている内容は100%覚えて下さい、逆に追加で書き込んだ内容は「最悪2択程度に絞れたら良い」と割り切ります。

自分で参考書を最高の相棒に鍛え上げる事が合格に近づく方法です。

「jis勉」ではどんな参考書を使っているのですか?

jisさんの勉強会では皆さんどんな参考書を使っているのですか?

ツイッターのフォロワーの方より良く質問があります。

私の勉強会では指定の参考書は決まっていません、なぜなら参考書はそれぞれが自分にあったものを使うのが一番だからです。

また、どんなに素晴らしい内容の参考書でも「その参考書が良い」と他の人から言われ、買っただけでキレイなまま使っていないのではなんの役にも立たないからです。

何より「自分にはどの参考書が分かりやすいか?」と自分で考えるところから勉強が始めっていると思います。

ただ、何年か勉強会を繰り返している内に先輩や周りの口コミから、各受験者に評判がよくみんな持っている参考書というものはあります。

以下参考までに、私の勉強会の受験者が多く使っている参考書の紹介です。

網羅型参考書

 中央法規出版『【完全攻略】医薬品登録販売者試験合格テキスト2021年版』

jis勉強会では白ごはんのような参考書です。

先輩から引き継いだ第8版7版を持って参加する受験者も結構います、第6版より前の物は現在の手引の改定前のものになるので、もし中古で手に入れた場合は注意が必要です。

2020年版からレイアウトデザインの大幅な見直しがかかり、3章の漢方なども分類が特にわかりやすく進化しています、これから購入を考えているのなら最新の2021版がオススメです。

網羅型参考書

技術評論社『第5版 登録販売者 合格教本』

jis勉強会で第4版あたりから勢力を拡大してきている(?)参考書です。 

中央法規出版のものよりサイズが小さく持ち歩きにも便利です。

何よりも付録の問題演習Webアプリには、平成30年度と令和元年度の試験問題を2040問収録しているので、問題をたくさん解きたいという受験者にはオススメです。

集中型参考書

薬ゼミトータルラーニング事業部『鷹の爪団直伝!医薬品登録販売者試験対策 完全攻略』

みんな大好き通称「ズル本」です。

重要項目と出題頻度を徹底的にリサーチし、その内容をわかりやすく、読み物としても十分面白く作られています。

そのため、これ1冊ですべてを網羅できると考えて購入すると少し物足りないと感じる受験者もいるかもしれません。

ですが、手引やネットの情報、網羅型参考書と組み合わせて使うと、必要な情報のみを効率よくわかりやすく勉強できるので大変人気です。

本書は手引や網羅的参考書を読んでも、量が多すぎたり言葉遣いが難しくてイヤになってしまった人には、登録販売者試験の最高のガイドになってくれるはずです。

集中型参考書

日本経済新聞出版『7日間でうかる! 登録販売者 テキスト&問題集 2021年度版』

私が使っているのを見て買う受験者がよくいるのですが、始めからこの1冊で試験に合格するのは難しいです。

何より各章ごとに内容が分かれていません、その事は「本書の構成」という部分に詳しく載っているのですが、「章ってなに?」という状態のまだ知識が無い受験者ではそれを理解することも困難です。

ですが、それでも本書をオススメするのは、この本に代わるものが無いからです。

医薬品をあつかう上で、本来は統一的な流れで理解しなければならない知識が、厚生労働省の手引では「章」という概念でバラバラにされてしまっています。

本書ではそれを本来あるべき流れで理解できるように再構築されています。

7日間と言わず、ある程度過去問で点数が取れるようになったら、もしくは合格後でも良いと思います。

この本を読むと「今まで自分が何の勉強していたのか」改めて理解することが出来ます。

それでも理解できないときはネットで検索

ネットで調べるのはダメですか?

ダメではありませんが注意が必要です。

最近は情報を得るためにネットを使わないというのは考えられない世の中になっています。

各県の登録販売者試験の予定もネットで公表されていますし、何より合格発表自体ネットが一番早い確認方法になっています。

さらに過去問が3年分ダウンロードできたり、無料で過去問の解説をしているサイトなども多数あります、ネットを活用することはさまざまな生活の中で当然当たり前のことです。

ただし、登録販売者試験の勉強で解らない事を調べる場合は順番として「手引」→「参考書」→「ネット」で調べることがお勧めです。

なぜ最初からネットで検索しないのか

最初からネットはダメということですか?

あえて「Yes]と言います。

実際ネットで「葛根湯」と検索してみるとわかりますが、登録販売者試験に関係ない内容も含めて膨大な量の情報がヒットしてしまいます。

もちろん検索ワードを「葛根湯 登録販売者試験」などと絞って行っても良いのですが、それでもかなりの情報量になってしまいます。

ヒットしたサイトを1個ずつ巡回して、自分の知りたいことが記載されているか確認することは、かなり手間がかかることになります。

それなら手引を「こん」で検索した方がよほど手間が少なく早いです。

何より注意が必要なのは、ネットの情報は必ずしも正しいとは限らないことです。

企業などが行っている登録販売者試験用のサイトでは少ないとは思いますが、個人のブログなど(このブログも)本当にそれが正しいのかは確証がありません。

何を持って正しいかの基準は「手引にその記述があるから」です、本試験ですら「解無し」などということがあります、結論としては手引がすべてなのです。

ですから調べ物の順番としては「手引」→「参考書」→「ネット」になります。

「手引」→「参考書」→「ネット」

「手引」→「参考書」→「ネット」これが私がいつも行っている登録販売者試験用の調べ方です。

あとは参考書を徹底的に鍛え上げて自分だけのスペシャルな相棒にできれば完璧です。

登録販売者試験は手引の頻出・類似問題をどれだけ効率よく覚えたかが合否を決めます。

出題範囲はとても広く膨大な量になりますが、効率よく調べる方法を身につける事ができれば必ず合格へ近づきます。

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