
今回は循環器の過去問を横に解くのですね。
前回は貧血について横に解いてみました。
実際に集中して同じ項目の問題を解いていくと、同じような問題ばかり出題されるのが良くわかる思います。
また、集中して解くことで覚えなくてはならない内容も狭くなるので記憶に残りやすくなります。
このように、3章の40問のうち自分にとって『固い問題』を積み重ねていくといつの間にか3章の点数の底上げにつながっていきます。
私は地方のドラッグストアで社内の登録販売者試験受験者の教育担当をしています。
今回も、今年受験予定のH君(23)と勉強した内容を公開します。
循環器 No1
今回も3章の「循環器」に関する問題をまとめました。
先に問題が書いてあり、続いてすぐ後に解答と解説が続きます。
この「循環器 No1」の過去問を解きながら、問題の正誤よりも「どんな問題が何度出題されたか」「自分がわからなかった問題は何か」を意識します。
そしてその内容をカンニングペーパーを作るつもりでまとめます。

が、がんばります!
おそらく10問も解くと、同じような問題ばかりでウンザリしたのではないでしょうか?
登録販売者試験の3章は強敵のように思えますが、分解して解いていけばそれほど難問ではないはずです。
循環器のカンニングペーパー

えっとぉ、カンニングペーパー作りました。
では、H君のまとめたカンニングペーパーを見てみましょうか。

皆さんが自分で作ったものと比べてみてください。
循環器だけにまとめると、それほどたくさんの成分や生薬が出題されないのがわかりますね。
循環器の問題で何度も出題されるのは「ユビデカレノン・ヘプロニカート・三黄瀉心湯・コウカ・ルチン」の5種類です。
特にユビテカレノンについては何度も出題されますね。
コウカ・ルチンについては出題されても毎回同じ内容です。
また少し出題頻度が少なくなって七物降下湯になります。
ここで面白いのが循環器の漢方薬、私の作った漢方一覧では3種類まとめてあります。

しかし、循環器で出題されるのは「三黄瀉心湯」と「七物降下湯」のみです。
この2つは体力が違うので単純に説明を入れ替えただけの問題なら「体力中程度以上」か「体力中程度以下」かの記述だけで判断できるはずです。
漢方薬の出題頻度も三黄瀉心湯の方に偏って出題されているのもわかります。
ですから七物降下湯について細かく暗記しようとするのは割に合わないかもしれませんね。

苓桂朮甘湯は出ないんですね。
そうです、循環器では出ません。
つまりほかの所で出題されるのですが、その項目では漢方薬が1種類しかないので出題パターンが非常に限られます。
それについては、また後日解説します。
循環器 No2
「循環器 No1」を解いてカンニングペーパーを作ったら、次は腕試しに「循環器 No2」を解いてみましょう。
こちらは前回と同じように問題と解答が別々になっています。
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忘れた頃に解きなおす

正直、問題を解いた直後は大丈夫なんですが。
しばらくたつと覚えてないんですよね。
大丈夫です!それはみんな同じです。
ですから忘れた頃にカンニングペーパーを見て再度解きましょう。
また、解いてみると忘れやすい項目と案外忘れない項目があると思います。
そこを上手に調整しながら、試験本番まで何度も繰り返し解いていきましょう。
まとめ
最後にまとめます。
◇循環器で何度も出題されるのは5種類の成分。
◇漢方薬は三黄瀉心湯の方が細かく出題される。
◇コウカ・ルチンについては出題の種類は少ない。
個人的には、循環器はユビテカレノンとヘプロニカート、漢方の三黄瀉心湯をしっかり覚えておけば点数は取れると思います。
忘れてしまったらカンニングペーパーを見るだけでも良いので、振り返りの復習をしましょう。
以上
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