
登録販売者試験の勉強で過去問ってやったほうが良いですか?

僕は参考書をじっくり読んで勉強してます、過去問ってどのタイミングから始めたら良いですか?

過去問って書店で売ってますか?どんな感じのものがありますか?

市販の問題集もたくさん出てますよね、過去問とどちらが優先ですか?
登録販売者試験での過去問を使った勉強についての記事です。
どの資格試験もそうですが、合格の要は過去問の分析にあると思います。
この記事では、過去5年間で登録販売者試験受験者3桁を指導した私が実際にに受験者に指導している過去問の勉強方法を解説します。
登録販売者試験は過去問が鉄則
登録販売者試験は過去問を解くのが合格のための鉄則です。
なぜなら登録販売者試験の問題は毎年過去問からの頻出・類似問題が7割近く出題されるからです。
ですから「過去問を制するものが登録販売者試験を制する」と言われています。

なるほど、やっぱり過去問をシッカリ解いて勉強していくのが登録販売者試験合格への鉄則なんですね。
過去問の入手先
過去問は各都道府県のサイトより過去3年分程度は無料でダウンロード出来ます。
また、全国の都道府県の過去問サイトにリンクを張ってある便利なサイトもあります。
これらをダウンロードでしプリントアウトすると簡単に手に入ります。

でも個人で何年何箇所分の過去問をプリントアウトするとインク代も結構かかってしまいますね。
その通りで、会社などで印刷させてもらえればよいのですが、たとえ会社で印刷させてくれても自分のために何枚も印刷することになるので最悪感がかなりあります。
その場合は市販の過去問集が何種類か出版されています。
これれは、正答番号だけでなく解答の解説などが詳しく載っていたりするものもあるので、印刷するよりもコストパフォーマンスがあるかもしれません。
また、インターネット上にも過去問と解説が載っているサイトが複数あります。
シッカリ勉強するには、書き込んだりしたくなるため紙ベースで過去問を解くことがおすすめですが、これらのサイトは移動中などのスキマ時間や、解答の解説も参考にする事ができるので有効に活用できるかと思います。
まずは、過去問を何かしらの形で手に入れておいて下さい。
過去問の前にサラッと参考書を読む
いきなり過去問はから始めるのはさすがに乱暴すぎるかもしれません。
きっと過去問を解こうと思っても何がなんだかわからないので時間がムダになってしまいます。
ですから過去問を解く前に、先にサラッと参考書を読んでから過去問を解きましょう。

え~先にじっくり読んで覚えてから過去問を解こうと思っていたんですけど・・・
参考書はじっくり読まない
参考書をじっくり読のはおすすめしません。
なぜなら参考書を1冊読み終わるのにかなりの時間が必要だからです。
また、参考書を1度読んだぐらいでは内容を大して覚えることが出来ませんし、試験に合格できるほど読み返して覚えるということは時間的にもメンタル的にも不可能です。
ですから、参考書をじっくり読ものはおすすめしないのです。

たしかに、1度読み通すだけでもかなり苦労しそうなボリュームがあるなぁ。
この場合の参考書の読みかた

サラッととはどんな感じで読んだら良いですか?
この時点での参考書の読み方は試験問題で問われる内容が何となく分かる程度に読んでおきます。
登録販売者試験では全120問が5つの章に分かれて出題されます。
ですから、この各章がだいたいどんな内容が問われる章なのか、各章で使われる用語はどんなものがあるのかと言ったものがザックリ把握できれば良いです。
内容を覚えたりする必要はありません。

どのぐらいの期間で読み終わったら良いですか?
目安として1週間で読み終わる程度の速度で読んで下さい、目を通す程度になってしまうかもしれませんがそれでも良いです。
時間がなければ、各ページの見出しだけでも目で追っていく程度でも良いです。
勉強は過去問を徹底的にやる
「試験勉強は過去問を徹底的にやりました」
登録販売者試験に合格した人に「どんな勉強方法をしたの?」と聞くとかならずこう言います
「過去問を徹底的にやりました」「とにかく過去問をやったら良いです」
それ以外になにか方法は無いか聞いてみてもどんな人でも再現性がありそうなのは結局「過去問を解く」ことのようです
ということで試験勉強は過去問を解くことをメインにしましょう。
参考書を見ながら解く

サラッと参考書を読み終わったので、早速過去問を解いていこうと思うのですが気をつけることはありますか?
まずは参考書を見ながらで良いので過去問120問通して解いてい下さい。
始めに解くのは自分が受ける県の前年度の過去問が良いと思います。
この時点で気をつけることは以下の3点になります。
・正答にはあまりこだわらない。
・試験全体がどんな感じなのかを把握する。
・どんな用語があるか確認しておく。
最初の120問は4日を目安にゆっくりで良いので解いてください。
問題を解いていると参考書もすべてが載っているわけでは無い場合があります、参考書はあくまで手引から出題頻度が高い部分を抜き出しているものになります。
もし参考書に記載されていない項目があったらノートなどにまとめても良いですが、おすすめはガンガン参考書に書込みをしていく方法です。
書き込むのに使うのは青色のボールペンがおすすめです、黒色だと参考書の他の文字に埋もれてしまい目立ちにくいからです。
過去問を解いているときにわからないことがあると思います、わからないことの効率の良い調べ方はこちらの記事にまとめてあります。
最初は過去問1年分120問を4日で、3年分360問を2週間で解くぐらいです、このペースはまだ始めなのでゆっくり目のペースとなります。
過去問を解くスピードは回数をこなすと頻出・類似問題が多いためだんだんと早くなっていきます、頻出・類似問題はパッパと解いて余った時間でニガテの問題をじっくり見返していくパターンになります。
参考書を見ないで解く

過去問3年分を時終わりました、次はどうしたら良いですか?
ここからは参考書を見ないで解いていくことになります。
過去問を3年分360問解いたらだいぶ用語や全体が把握できたと思います、ゆっくり確認しながら解いたはずなのでそれなりに内容も覚えたと思います。
手始めに1度解いた自分の受ける県の過去3年分の過去問を参考書を見ずに解いてみましょう。
ここからの解くペースは1日60問2日で120問終了させ、見返しに1日・合計3日で120問1回分を終わらせるのが目安です。
1度確認しながら解いたはずが、意外と覚えていなかったり、まだ3年分なのに何度も似たような問題が出てきたりしたと思います。
休日などは集中的に見返しやニガテな問題などの確認勉強に当てるのが良いと思います。
全国の過去問を解く

参考書を見ずに3年分終わりました、これで過去問は終了ですか?
自分が受ける県の過去問を3年分解き終わったら、ここからは前年の全国全ブロックの問題を解きます。
自分が受ける県の過去問を3回解いただけでは、まだまだ頻出・類似問題を解く回数が少なすぎます。
最低でも前年の全ブロックの過去問を解くぐらいの量は必要になると考えます。
解くペースは前出の3日で120問1ブロックを解いて、1ヶ月で全ブロックを一通り解くのが目安です。
ずいぶん早いペースに思えますが、実際解いていけば頻出・類似問題が多いため3ブロック程度解いたあとは解く速度が早くなるのが実感できると思います。
1が月で全ブロック解いたら、そのままもう一度2周めの全ブロックを解いて行きます。
2周めなのでさらに速度が早くなることと、1度解いて確認したはずなのに頭に入っていない問題のピックアップが出来ます。
2周目全ブロック解いたら3周目に入ります、この時点ではどの問題も見たことがあるはずなので、かなり早く解くことができるのと、3回解いてもまだ曖昧だったり間違えたりする問題が確認できます。
この3回解いても曖昧・間違える問題をていねいにと確認して頭に入れくことが合格へつながります。
2周目3周目の全ブロックはかなり早く解けるので、これを終わらせるのに1ヶ月を目安としてください。
過去問の目標は全ブロック100点を取る

まいったな~3回も解いているのに120点満点とれないや
大丈夫です3回解く内に100/120点取れるようになれば十分です。
なぜなら、登録販売者試験の問題や頻出・類似問題が多い事もありますが、かなり解くことが難しい超高難易度問題や、ほとんど出題されない低頻出問題も含まれているからです。
全ブロック3回解いても解けない問題とは、この超高難易度・超低頻出問題にあたるはずです。
このような問題に貴重な勉強時間を使うことは効率が悪くもったいないです。
ですから、120点満点はめざさず100点程度で十分です。
100点を取る内訳の目安は1章は19~20 3章は29~35 他の章は17点が目標です
市販の問題集の使い方

アレ?すると市販の問題集を解くのはムダですか?
ムダではありません、逆にとても有効です、ただし過去問をある程度解いてからの方が有効度がアップします。
市販の問題集はプロの方が超高頻出・高類似問題をすでにピックアップしてくれているものです。
とても良くできていてとても効率が良いのですが、試験に合格するためには超高頻出問題だけではなく「けっこうこの手の問題も見かけるよね」といった問題も解けるようにしておくと合格率が上がります。
試験で合格するためには、それほど深く理解していなくても幅広く出題される問題を知っている方が有利になります。
市販の問題集に載っている問題は超頻出問題なので必ず解けるようにして置かなければなりません。
その上で合格する確率を上げるためにはやはり過去問を数多く解いておいたほうが有利です。
ですから、市販の問題集はある程度過去問を解いてから勉強に取り入れるのがおすすめです。
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