登録販売者試験3章:過去問を横に解いてみよう:強心薬

勉強方法・ポイント
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登録販売者試験の3章の問題は、過去問を出題項目ごとに各ブロックをまたいで解くと出題パターンが良くわかります。

私の所ではこの勉強の仕方を「過去問を横に解く」と言っています。

私は地方のドラックストアで、登録販売者試験の受験者のサポートしています。

ここで公開している物は実際に私が業務で使用した資料です。

独学で登録販売者の勉強をしている方の手助けになれば幸いです。

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強心薬 No1

3章の「強心薬」に関する問題をまとめました。

先に問題が書いてあり、続いてすぐ後に解答と解説が続きます。

「強心薬 No1」では過去問を解くというよりも「どんな問題が何度出題されたか」「自分がわからなかった問題は何か」を意識します。

そしてその内容をカンニングペーパーを作るつもりでまとめましょう。

カンニングペーパーなので、写経のようにダラダラとノートに書き出すのではなく。

「ココは絶対大事」や「どうしても覚えられない」と言った部分を抽出してシンプルにまとめます。

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超頻出!生薬を覚えよう

強心薬では動物由来の生薬が比較的多くなります。

どれも頻出問題になりますのでシッカリ覚えましょう。

生薬名基原作用等
センソヒキガエル科シナヒキガエル等の独占の分泌物噛み砕くと下が麻痺する、噛まずに服用
有効域が狭い
1日5mgを超えると劇薬
ゴオウウシ科ウシの胆嚢の結石“強心作用の他、末梢の血管を拡張して血圧降下・興奮を鎮める”
ジャコウシカ科ジャコウジカのオスの麝香腺分泌物“強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる作用”
ロクジョウシカ科マンシュウアカジカまたはマンシュウジカのオスの幼角強心作用の他、血行促進などの作用
リュウノウフタバガキ科竜脳樹の樹脂中枢神経系の刺激作用で気付けに用いられる
シンジュウグイスガイ科“アコヤガイ・シンジュガイ・またはクロチュウガイ等の
外套膜組織中に病的に形成された顆粒状物質”
鎮静作用
ユウタンクマ科ヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したもの古くから使われるが、手引で強心作用としての記載はナシ
レイヨウカクウシ科サイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角緊張や興奮を鎮める作用
ジンコウジンチョウゲ科ジンコウノキの樹脂が沈着した物強心・鎮静作用

強心薬 No2

「強心薬 No1」を解いてカンニングペーパーを作るつもりでコレステロールについてまとめたなら。

「強心薬 No2」を解いてみましょう、こちらは問題と解答が別々になています。

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まとめ

・最頻出の生薬をシッカリと覚える。

・心臓の働きは通常自律神経系によって無意識のうちに調整されている。

・強心薬を5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、他の疾患も考えられる。

・強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。

・この項目での漢方薬は苓桂朮甘湯のみ、出題内容ももぼ「強心作用が期待される生薬は含まず主に利尿作用により水毒の排出を促す」の部分。

以 上

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