
登録販売者試験まで約1ヶ月です、何か特別に気をつけることありますか?

どうしよう!あと1ヶ月しかないようぉ
まだまだと思いながらも本番の試験日はあっという間に来てしまいます。
私は某ドラッグストアの教育担当として毎年登録販売者試験に受験生を送り出しています。
この記事を読む受験者が、私の会社の受験者と同じように、これまでの努力を最大限に発揮できるように試験まで1ヶ月の時に注意することをまとめます。
登録販売者試験まで1ヶ月、今優先してやるべきこと

なにか直前にやる勉強方法の秘策とか無いですかぁ!!

新しい問題集とか買って今まで見たことのない問題を解くのはどうでしょうか?

もぉ~っ!ここからはゴリゴリ睡眠時間を削っていくしかない!
ですよね?ですよね?
試験本番まで1ヶ月となると気持ちが焦ってくるのか急に今までと違うことをしたくなる受験者がいます。
また睡眠時間を削って追い込みをかける受験者もいます。
気持ちはわかりますが、おそらく受験者のみなさんは登録販売者試験にむけて今までしっかりと勉強を積み重ねてきているはずです。
それなら、勉強方法についてはこの先も特別な秘策などではなく、あくまでのこれまでの通りのこと行うのがベストです。
それよりも、ここから先は勉強以外のこと、具体的には体調管理と本番当日の練習ですを意識したほうが良いです。
徹底すべきは体調管理
みなさんご承知のことですが、コロナ禍以降試験会場での体温測定や体調確認は必須となっています。
もし当日発熱などがあった場合は試験を受けられません。
そこまででなくても寝不足や疲れなどから集中力が落ちてしまっていては本来の力を発揮することは出来ません。
登録販売者試験の合格率は40%前後です、これは会場にいる半分の人より一歩半程度前に出なくてはならないと言うことです。
幸い登録販売者試験は84点取れたら合格です、全受験者中〇〇%が落とされるというようなタイプの試験ではありません。
それでも不合格になる60%前後の受験者の中には体調不良で実力を発揮できないで不合格になった人もいると思います。
ですから、試験1ヶ月前ぐらいからは勉強と並行して体調についても万全の体制で望むことを意識してください。
大切なのはいきなり生活リズムを変えたりしないこと。
もちろん早寝早起きができれば一番ですが、実際の受験者には仕事や家事などもあり、なかなそうは行行かない人も多いはずです。
ですから生活リズムを変えず、いつも通り夜型の人ならそのまま夜型で、睡眠時間がいつも4時間しか取れないならそれでも構わないと思います。
大切なのはいつもの「いつもの通りのパフォーマンスを出せるように」ということです。

普段夜中に勉強していて過去問が100点出せてるならそのままで良いということですね。
良かれと思って朝型に切り替えようとして体調崩してたら意味ないですものね。

それでも徹夜とかはだめか・・・
過去問の解き方も本番を想定して
もう一つ大切なことは「本番を想定して過去問を解いてみる」です。

いつも通りに過去問を解くのと何が違うのですか?
実際の過去問をA4用紙で印刷する
まず過去問は各県がインターネットなどで公開している物をあえてA4用紙にプリントアウトして使用します。
普段からそうしている人にとっては当たり前の事かもしれませんが、過去問集などで勉強している人は本番と同じA4サイズの用紙で問題を見るだけで随分と印象も違って見えるはずです。
●1ページに何問ぐらい印刷されているか?
●問題文を読み解くときの書き込むスペースはどれぐらいか?
●考えたことを書き込む余白などがどの程度あるか?
1度でも体験しておくだけで本番での精神的余裕ができるはずです。
それと、これも知らないと当日意外とショックを受けるのが
「本番試験は1章から5章までが順番に出題されるわけではない」
ということです。
たとえば、午前の問題が4・1・2章で各20問ずつ60問、午後の問題で3章40問・5章20問で60問、午前午後の合計で120問と言ったふうに出題されます。
この各章の出題順も各県でおおよそ前年の出題順を踏襲するのですが、特別決まりはありません。
過去問集などで毎回1章から順番になっているものばかり解いていると当日精神的に動揺してしまうことがあります。
自分の受験する県の出題順を確認しておくことも大事です。

私は今年3回目の受験だから知ってるもん♪

2回も落ちたのか・・・
人がいる場所でマスクをして時間を測る!
意外と盲点なのが「周りに人がいてザワザワしている中でどれだけ集中できるか?」です。
「過去問120問を時間を意識しながら解く」これは気がついて練習する人は結構います。
ですが自宅などではなく公共の場所で、しかもマスクを付けての過去問となるとなかなか練習までする人はいません。
でも考えて見てください、試験当日は周りにたくさん人がいます、隣の人が試験用紙をどんどん捲る音や、もう解き終わったのか途中退席をする人が立てる音など、かなりのプレッシャーになります。
ましてコロナ渦以降は呼吸しづらいマスクをずっと付けてということになります。
これも1度でも練習しておくと精神的に余裕ができます。
コロナ渦以降は外のカフェなどでの勉強の機会は少なくなっていると思いますが、本番を想定しての練習として自宅以外での勉強も積極的に行ったほうが良いと思います。
試験当日の「初めて」を減らす
試験1ヶ月前、体調管理から勉強方法まで書いてきましたが、結局の所「試験当日に初めてのことを極力少なくする」ということにつきると思います。
そもそも合格への近道は過去問を解くのが一番というのも、この初めてを減らすことの一つだからだと思います。
また、他の記事でも書いていますが同じ理由で「試験前に必ず会場の下見をする」ということも必要になってきます。
これも試験まで1ヶ月になったら必ず行っておきたいことです。
試験当日はただでさえかなりのプレッシャーで普段の実力が上手に出せないことが多いです。
ここに書いたようなことに気をつけて、試験当日までの残り日数を有効に使用することが合格への近道となります。
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