
婦人薬はなんだか苦手なんです。

女性にとっては身近な問題なのであまり難しく感じませんが
漢方薬の部分がやっぱり苦手です。
婦人薬の問題は女性にとっては身近な話のため参考書などを読んでも意外と理解しやすいのではないでしょうか。
ただし「漢方の問題さえ出なければ・・・」と思っている人も多いかと思います。
そこで婦人薬で出題される漢方薬をまとめました。


頻出問題パターン
婦人薬で漢方薬が出題されたときの頻出パターンを以下にまとめました。
●「製剤名」と「効能」を入れ替える
どの製剤でもそうですが「製剤名」と「効能」を単純に入れ替えたものが最も出題されます。
その場合漢方薬は「製剤名」と「体力」だけでかなり正答できるはずです。

「体力」の部分だけ入れ替えた問題は出ないのですか?
もちろんそうい言ったイジワルな問題が出題されることもあります。
しかし、出題頻度は低いのでそこまで捻った問題は「正答できなくても良い」と割りきって他の素直な問題を正答できるための勉強をしたほうが良いと思います。
●カマダが含まれるか問われるパターン
・ダイオウが含まれる 桃核承気湯
・マオウが含まれる 五積散
・何も含まれない 桂枝茯苓丸・当帰芍薬散・四物湯
特に「桃核承気湯」「五積散」の説明を逆にしているパターンが多いです。
●名前と効能が似ている物を混同していないか出題されるパターン
・温清飲 体力中程度で皮膚が「かさかさ」。
・温経湯 体力虚弱で「こしけ」がある。
この2つは特に似ているので「体力」と「かさかさ」か「こしけ」かで見分けてください。
両方覚えるのが無理なら「温清飲はカサカサ」だけでも覚えておくと1点取れる確率が上がります。

欲張らずどちらかだけでも確実に覚えたほうが良いのか

「こしけ」は他でもでも出てきたような
「こしけ」での使い分けは試験とは少しはなれてしまいますが、将来店頭でお勧めするときはザックリ次のような認識でいてください。
・温経湯 女性ホルモンのバランスが崩れが原因の「こしけ」
・竜胆瀉肝湯 細菌感染などの炎症が原因と考えられる「こしけ」」
●漢方薬の中から婦人薬を選ぶパターン
これも他の問題でも出題されたすいのですが、鼻炎薬や便秘薬などの他の漢方薬の中にに婦人薬の漢方薬を1つだけ混ぜて選択するパターンです。
婦人薬では出題頻度は低いですが、各漢方薬が「何の薬か?」をしっかり覚えておけば、他の問題でも応用できます。
婦人薬は薬そのものはあまり出題されない
婦人薬の問題は3章であるにも関わらずあまり薬剤の問題は出題されません。
それよりも月経周期や月経前症候群、更年期や女性ホルモンについて理解しているかを問う出題の方が多いです。
製剤については「エチニルエストラジオール」も出題されるので覚えておきましょう。
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